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2021/08/25

新春ドラマスペシャル「人生最高の贈りもの」


放送人グランプリ2021 優秀賞を受賞しました

岡田惠和のオリジナル脚本で今年一月に放送されたドラマ「人生最高の贈りもの」(テレビ東京)が、一般社団法人 放送人の会が主催する「放送人グランプリ2021(第20回)」にて優秀賞を受賞しました。
本賞は、毎年度の放送番組の中から「放送人の会」会員が推薦した番組を審査し、顕彰する、”放送人の放送人による放送人のための賞”です。

 

<以下、「放送人の会」サイトより引用>

東京で一人暮らしをする父(寺尾聰)のもとに、長野で夫(向井理)と暮している筈の一人娘(石原さとみ)が突然帰ってきた。帰省の理由も、いつまでとの時期も言わずに。戸惑う父は娘の真意を掴めない。実は、娘は、余命わずかと宣告された残りの人生を、夫と父、それぞれと過ごそうとしていた。  娘と父のぎこちない関係は、二人の俳優の名演で微笑ましく楽しく描かれる。多くの食事と料理のシーンは、平和に続く日常性を想起させるが、永遠に続く日常などはどこにもない。必ず来る日常性の終わりが絶えず忍び込んでいる。温かさや優しさの奥に静かな悲しみがある。大事件や激しい波瀾万丈のドラマ展開はなくても、人間の心の機微に優しく触れていく人間の繋がりが伝わってくる。

 番組のラスト、別れは必ず訪れる。長野に向かう娘は、『大丈夫』という言葉に万感を込めて明るく元気に父と別れる。滲み出る石原さとみの涙は美しい。

 最近は少なくなったが、日本のホームドラマの温かい心髄を思い起させる作品である。石橋冠演出、岡田惠和脚本、八木康夫プロデューサー、テレビドラマの達人たちと、そのスタッフの努力、更に実現困難な、この種の企画を制作放送したテレビ東京、ホリプロの英断も含めて、称賛したい。


©︎テレビ東京

 

新春ドラマスペシャル「人生最高の贈り物」
放送日:202114日(月)
制作放送:テレビ東京
脚本:岡田惠和
プロデユーサー:中川順平、田淵俊彦、八木康夫(オッティモ)、平部隆明(ホリプロ)
演出:石橋 冠


放送人の会
http://hosojin.jp/Grandprix.html

「人生最高の贈り物」公式サイト
https://www.tv-tokyo.co.jp/greatest_gift/
ひかりTV、Netflix、Amazonプライムビデオ、Praviで配信中